(グローバルオピニオン)対中国、「甘い幻想」捨てよ 米国防総省顧問 マイケル・ピルズベリー氏
中国が強大で豊かになれば、ジーンズやロック音楽を好む中間所得層が生まれ、米国のような国になっていく。
やがて民主化も進み、中国は米国の同盟国になるに違いない。中国を助けたのは、こんな前提を信じたからだ。
70年代には米国のライバルは日本であり、貧しく、遅れていた中国は決して米国に挑むことはない、とみらえて
いた。つき合うべき友人は中国であって、日本ではない。こうした見方を初めにキッシンジャー元国務長官らが唱え、
次第に米国内に広がっていったのだ。
今から振り返れば、その考えは誤りだった。ところがワシントンではいまだに、中国が協力相手になるとの希望的
な観測が幅をきかせ、支援が続けられている。オバマ政権は、中国のイノベーションを促す会議を発足させ、
最も優れた科学者や起業家がノウハウを手ほどきした。
米国が中国への幻想を捨てられないのは72年以来、両国がさまざまな秘密協力によって結ばれてきた実績が
あるからだ。私はそれらにかかわり、近著「China 2049」で内幕を描いた。
https://rio2016.5ch.io/test/read.cgi/kokusai/1285678009/746 (風見鶏)米中の「密約」と日本
2015/12/20付 日本経済新聞 朝刊
米中は切っても切れないパイプで結ばれ、日本は何も知らされていない。こんな証言を米国の中国専門家から聞いた。
長年、米中の秘密協力にかかわり、「裏の裏」を知るマイケル・ピルズベリー氏(70)だ。
「米中は対立しない。(米中で秩序を仕切る)G2だってあり得る。両国には長い秘密協力の歴史があるからだ。
しかも、米国は一切、その実態を日本に教えてこなかった」
なぜ、ピルズベリー氏の読みはちがうのか。11月下旬に再来日した彼にもう一度会い、疑問をぶつけてみた。すると、
こんな趣旨の説明が返ってきた。
次期大統領候補は選挙中には中国をたたくが、就任後、秘密協力の実態をCIAから知らされれば、中国と折り合おう
と思い直す。中国側も、強大になるまでは米国との協力が必要なので、本気で怒らせるほどには挑発しない――。
https://rio2016.5ch.io/test/read.cgi/kokusai/1285678009/759