筑波山の中腹と山頂付近を結ぶケーブルカーの旅客運賃が31年ぶりに引き上げられる。
開業から100年を迎え、老朽化した設備の更新やトンネル補強など安全対策の費用を確保するねらいで、改定予定日は10月1日。
片道運賃が現行の590円から930円に引き上げられ、運行側は大幅な負担増に理解を求める。
運行会社「筑波観光鉄道」(茨城県つくば市)が8日、関東運輸局に運賃改定(運賃上限変更認可)を申請した。
認可されれば、往復運賃は割引制度が廃止され1070円が1860円と引き上げられ、改定率は73・8%。
同社が運行するロープウェイの運賃は今回改定しない。
筑波山ケーブルカーは1925年に営業運転を開始。年間約40万人の利用者がいる。
2029年度までの3年間に鉄路交換や山頂駅、宮脇駅の改修、擁壁補強など大規模投資で約10億円の支出を見込んでいるが、現行運賃に基づく収入予想は約6億円で、大幅な支出超過が予想されていた。
ペア運行で05年から親しまれている5代目車両「わかば号」と「もみじ号」の更新も今後検討するという。
同社の担当者は「これからもお客様に安心して乗車していただくために必要な対策をしたい」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3039d165a124304e26ef28dcdf68707097bfc217