長時間労働・残業に不満の中国労働者、EUの対中圧力に「共感」
欧州連合(EU)は、中国との通商協議を前に中国国内の意外な場所から支持を得つつある。
中国の輸出企業に不当な競争優位をもたらしていると批判される過度な残業について、同国の労働者が交流サイト(SNS)上で不満を訴えているためだ。
EUは昨年、中国との貿易で1日当たり約10億ドルの赤字を計上した。
域内産業の空洞?化や大規模な雇用喪失につながっているとして、EUは中国に対し、拡大する経済的な不均衡の是正策を10月までに示すよう求めている。
特にEUが問題視し?ているのは中国の弱い内需で、その背景には中国国内の賃金の伸び悩みや不十分な労働保護があり、これらが輸入需要を抑制。
結果として、欧州からの輸入も伸びず、中国企業は生産した商品を海外市場へ積極的に販売せざるを得なくなっているという。
こうした状況下で、EUが以前から保有していた政策手段の一つの「EU強制労働規則」が、中国の厳しく管理されたインターネット空間で注目を集めている。
2024年に?採択され、27年12月から施行されるこの規則は、強制労働や非自発的な労働によって生産された商品を域内で禁止するもので、過度な残業もその対象に含まれる。
中国版インスタグラムとも呼ばれる「小紅書(RED)」では「EUが強制労働に対して厳しい措置を取るのは正しいと思う。賛成か反対か」とい?う投稿が掲載され、
一時は約3000件の「いいね」を集めた後に削除された。コメント欄には制裁を支持する声が相次ぎ、EU当局への通報方法に関する情報も共有されていた。
https://jp.reuters.com/world/china/HSUMA3OPX5PZHFQMLW2X7WFJZ4-2026-08-28/