〈給食が消える夏休み〉「肉や魚は食べさせてあげられない」1日500円未満でつなぐ親子の食卓…困窮世帯の切実な声
2026年8月2日 11時0分 集英社オンライン
学校給食がなくなる夏休みは、経済的に困難な家庭にとって、子どもの食事をどう確保するかが切実な問題となる。全国8736世帯への調査では、約9割が申し込み理由として「物価上昇により十分な食料を買うお金がない」と回答し、過去1年間に必要な食料品を買えなかった経験がある世帯も約6割に上った。給食のない期間、親子はどのように食卓をつないでいるのか。支援の現場と当事者の声を聞いた。
【画像】貧困家庭の夏休みの食卓
肉や魚を食べさせられず、保護者が食事を減らす
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは2026年6月、経済的に困難な子育て世帯を対象に、子どもの食事や健康状態、物価高の影響、学校給食費の負担軽減などについて調査した。
対象は、夏休み中の食料品を届ける「子どもの食 応援ボックス」に申し込んだ8736世帯。住民税所得割が非課税相当の世帯などが対象で、回答世帯の大半をひとり親世帯と女性の保護者が占めている。同団体によると、民間団体が実施した同種調査として国内最大規模だという。
調査では、約6割が経済的な理由から十分な食料を買えなかったと回答した。1人1日当たりの平均食費も500円を下回り、前年より減少傾向にあった。
物価上昇が続く一方で、食費に使える金額はむしろ減っている。家庭では、何を削り、どのように子どもの食事を確保しているのか。2025年の調査と比べた変化について、同団体の担当者は次のように説明する。